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entry-176 自作アンプ用ウッドケース2選

サラリーマン卒業後は木工とオーディオ工作を趣味の2本柱(two hands *2=fourhands )と目論んでいたがずーっとオーディオ工作はお休み。ここ40年来集めてきた秋葉原パーツはごみになるかと自分自身で強迫観念気味となっていたがこの冬の寒さが後押し自作熱が再燃した。その中でパネルデザインとウッドケースのコンビがお似合いの自作真空管アンプ2台を(自慢げに)紹介したい。
アンプづくりにおいてフロントパネルデザインにはこだわりがあり、削り出しのメタルノブ(つまみ)を活かしたシンプルなものばかり。故上杉佳郎氏の初期作品の影響も大きい。

①プリアンプ(PG帰還2段アンプ)

ケース全体を薄目のチーク無垢材で覆っているがここの木目は質感に大きく影響する。

20180325-03.jpg

②プリメインアンプ(6V6 PP 10W)
20180325-06.jpg
真空管プリメインアンプとしては高さを抑えたコンパクトタイプであるが重い。しかも上部には大きな放熱穴が必要でなため、ウッドケースは厚めのチーク材を組み合わせた本格的なものとなった。でも少しレトロぽさがある。
20180325-05.jpg
いずれもメタルとチークのコンビが質感を高めている(でしょ)。
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その後、この記事の後立て続けに3点のオーダー。当ブログを知ったのは画像検索からというから写真写りがいいのかも。そのうちの一つ: marantz model3250
201809022127437b3.png
今回はちょっとしたアクシデント。幅の連絡がなんと実物より5mmも短い。本来フロントパネルごと15mm程押し込む予定がケース前面にパネルが張り付く事態となった。それでもご本人はご満悦。複雑な気持ちであるもマランツにはウッドケースがよく似合う。
201809071429090c6.png
430(W)*170(h)*265(d)(h)*265(d) ミャンマーチーク無垢材 参考価格 15000円
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オーナーのブログに登場
古いマランツにはウッドケースがよく似合う

僕がやっているのは、オーディオ機器ををどかんと置くような専用のリスニングルームではなく、仕事をしたり、日常を過ごすリビングルームで気持ちよく音楽を聴ける「リビングルームオーディオ」なので、その意味でもよかった。とのこと。まさに当方が志向する方向でもある。Thank you!

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次は見たがりや、いじりたがり屋の自作派向きのオープンタイプケース。
シャシーを省略してICプリント基板をウッドベースにスペーサーで直付けし、天板を着脱式にしたもの。
20180914201816e98.jpeg 20180914201815e32.jpeg
終段の放熱量が大きいとのことで大型のルーバーをつけたがステンレス製メッシュで質感がある。これが元々なんの部品かそれは秘密。
470(w)*380(d)*150(h) チーク無垢材 オイルフィニシュ 参考価格18,000円 滋賀県の方からの受注品。
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気にいいてもらったのか3作目の追加注文、今回放熱量が少ないのでルーバーを一回り小型化。ウッドケースとしての品位は上がっているようだ。
201906041142084cb.jpeg
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次は
馬子にも衣装ーーーー〜懐かしいプリアンプキット lux A3300用ウッドケース
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半世紀近く前のこの真空管プリアンプはキットのみ(パテントの関係で製品版は出せなかったかも)であったが、中身はあのマッキンのc22イコライザー回路をベースにした高級機。アナログ再生重視ファンでは今でも根強い人気がある。しかしケースはいかにも機能本位に感じるのかcl35ライクのウッドケースの作成要望を受けた。
201902192326206c2.jpeg
プリアンプなので分厚いケースは無骨。チークの薄板でスリムに仕立てたが大変身ですね。
201902192308279cc.jpeg






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tag : 自作真空管アンプLuxmanmarantz

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愛知県岡崎市          木工房 フォーハンズ、
Tel :09063652834
     email: fourhands.jp@gmail.com
ご要望にあわせて製作しますが、材は当方が30年来買い集めたミャンマーチークになります。
照会はメールをご利用ください一両日中に返信いたします。

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