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Entry-227 使いやすさを織り込んだ大型オーディオラック

新たに揃えるオーディオ一式に合わせる大型ラックのオーダーを受けた。田の字上下左右2段構造との簡単な指示だったが、機器のサイズ、重量をお聞きして強度を確保するとともに使いやすさを折り込んだ。まず中間の棚は機器の変化にも合わせられる高さ選択式の3段に、背板は結線のしやすさを重視し額縁風に、さらには移動させやすく背後にもアクセスしやすい様に高剛性の大型キャスターをつけてみた
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天板はミャンマーチーク無垢板、側板および棚板は合板にチーク突板貼りと使い分けている。機器が入って初めてらしく見える作品でもある。アジャスタロッド付きキャスターはロッドを伸ばせばしっかりと床面を掴み地震への不安もない。
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早速お披露目の如き写真が送られてきた。リッチなオーディオルーム、アイランドレイアウトで今回の工夫が活き気に入ってもらった(ようだ)。
106(w)x44(d)x60(h)cm 参考価格74,000円

entryー226 甦った昭和の時代のRecord player

70年代はアナログオーディオの全盛期、テクニクスsp10というターンテーブルはダイレクトドライブのトップランナーだった。その後50年も経った今、SMEのトーンアームと組み合わせたケースのオーダーを受けた。参考とした手持のplayerSony ps2500は全体が華奢なため、ベース(24mm)他全体の板厚を増やし底板も剛性アップさせた。加工はメーカーの穴開け図(よく残っていた)を貼り付けた原寸テンプレートを使い作成したが、これがないと満足には出来なかったはず。 20210311212958846.jpeg 突板を張り上げ心配半分で送り出したが、問題なく装着できたとのこと。アクリルカバー(別注で13000円)も付きチーク仕上げで蘇った昭和の名器たちに満足のご様子だった。 20210311213714376.jpeg 低域の迫力や重みがこれまで聞いていたDP80(DENON)などとは違うように感じます。とのこと。 500(w)x400(d)x100(h) 参考価格 39,000円 ウッドケース部

Entry-225 大型フロアsp用スタンド(JBL-S101用)

JBL組格子が美しいS101はかの有名なlancer の流れを汲むフロアタイプsp。エンクロージャー天板には大理石を奢り共振を防ぐとあるが、底には高さ7〜8cmで1回り小さい台座(袴とも言う)が付いており、床には袴がベタに接している。今回はこれをつけたまま高さを22cmアップさせるスタンドの要望。

袴付き用は3年ほど前のaltec balensia 用(entry-177)が初めて。これは袴も木目仕上げで上手く収まった。今回は黒色仕上げで質感も落ちる。これが目線にまで上がったら様にならんではないか?
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出来上がったスタンドは当方が大型spに好んで用いるストラットタイプ(勝手なネーミング)、4隅に柱の上面だけで全荷重を受けるので袴全域に比べれば安定度は格段に上がるはず。柱を繋ぐ横桟は斜め目線に入るため幅広く質感も高め、袴と干渉しないようにした。
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早速オーナーから写真が送られてきた。一段と格調が高くなったように見えるし、チークと組格子の組み合わせが工芸品的にも見える。床面との共振モードも大きく変ったことで見違えるほど音が変わったとのこと。
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JBLとミャンマーチーク無垢材は色目のマッチングがベストに近い。気にした袴も光線があたりにくいこともあり違和感はない。
450(w)x325(d)x220(h)mm,全ミャンマーチーク、参考価格65,000円/set

Entry-221 芸は身を助ける( LUX SQ38fd ウッドケース新作)

先日、LUXプリメインアンプSQ38fdのウッドケースの相談があった。聞けば輸送中の事故でウッドケースが大破したとのこと。幸い保証はあるが既に補用品はなく修理業者もなく困惑していたところ当ブログを見つけたとのこと。
当方、HQ34というトライアンプを中古で手に入れたのが LUXとの付き合い?の始まりだが、高校生からこの歳まで縁が切れることはなかった。なかでも38fdは最も印象深いアンプで改造などにも手を出したもんだ。この機種なら十八番、二つ返事で倉庫からジャンクシャシーを引っ張り出し現物合わせでケースを作り送り出した。
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オリジナルのベニア突板仕上げに対し、チークの無垢板を使い、各コーナーはR仕上げをほどこしたので柔らかいフォルムとなっている。出来栄えは予想以上とのこと、*芸は身を助ける“ 長年の趣味が活き、オーディオと木工のコンビネーションが当方の唯一のウリ?になっているのかなと勝手自慢。
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上部の放熱板はステンのメッシュルーバー。膨大な熱への配慮がこのアンプの場合必須。今回叶わなかったがシャシー裏蓋の出力管周りにはドリルで通気穴を追加したいところ。
参考価格 27,000円

entry-219 リビングオーディオへの変身 (エレクトロボイス Tour X用 spスタンド)

このspは名門エレクトロボイスのPA向けのスピーカー、大型ながらモバイル性も重視したのか前後で幅が異なる台形形状。ホールでは4隅を不均等にジャッキアップしてマルチ駆動で音場を作るようだ。黒づくめのストイックなプロ仕様をリビングオーディオとして購入された方よりスタンドのデザインと製作のオーダーを受けた。
出来上がったスタンドは安定度を最も重視したもの。オーソドックスな形状ながら前後の絞りがユニークさを出している。転倒防止の仕掛けも変形座面では単純にはいかない。3面にデザインフェンスを立てたがsp本体との素っ気なさを補いいい味になるはず。
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早速丁寧なimpressionを頂いた。この方製作中から新たなシステムに対す緻密さや熱意が伝わってきて、これは二人で作った様でもあるが、その分満足度は高かった様だ。”35cm高くなったその底部から響出る音量が数段増したためか、ジョンレノンの肉声が表情豊かに力強く前面に躍り出てきてライブ会場にいるかのように感じられました“とのこと。更に ”期待した通り、チーク材を堅牢に組んだスタンドにサイドフェンスが加わることにより、無骨なスピーカーをソフトに包み込み、さり気なく室内と調和させてくれました。”とのこと。この件りはまさに今回の狙いと工夫を衝いた褒め言葉だった。
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45(w)x45(d)x35(h) cm 全ミャンマチーク無垢材、オイルフィニッシュ 参考価格65,000円/set

entry-217 JBL-075用ツイータスタンド その2

昨冬の075用スタンドに続く2作目。
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この075はボディーが均一な円筒状ではないため、連絡を受けた寸法図のもとチーク材のブロックから木工ヤスリで削り出したが、座り面に若干ガタがあり紙シムで調整したとのこと。寛容なオーナーには自ら対処してもらい感謝。特殊形状のものは実物に合わせて造らないと完璧は無理、ジレンマもある。
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今回の最大の目的、ツイーター直置に対して40mmアップは音場感向上に大いに効果があったとのこと。また半月状の前倒れ防止シムによる安心感も大きそうだ。

160(w)x80(d)x90(h)mm ミャンマーチーク無垢材 オイルフィニッシュ 参考価格 25,000円/set

Entry-216 レコードプレーヤーの洗い直し

90年代までのソースはレコードに限る。同じ音楽でもcdに比べて良いとか悪いとかはベテランにとっては結論は不変。静かにカートリッジを下ろすと微小な電圧がRIAAイコライザを経て、さらに真空管のフィラメントの熱と光を経てやっと一人前の音源になる。そんな過程を見ながら付き合いながらが音への期待を高めるのでよく聞こえるに決まってる。SLなんかに通じるノスタルジックさも堪らない。
そんな蘊蓄はさておき、今回ハイエンドのマニアから頼まれたのは昭和の時代の大型積層プレーヤーの洗い直し。2本のトーンアームベース新作が主目的ながらもチーク突板仕上げでのリフレッシュをご希望。
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幅が60cmにもなる大型、嵌め込みのトーンアームベースも木目を通すことで、縞チークが活き上質に仕上がった。令和はおろか次の時代も生き続けられそう。
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ガラードのターンテーブル、懐かしいね。リムドライブだけど今でもバリバリの現役だそうだ。
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ミャンマーチーク突板貼り(1mm 厚)35,000円(サイズによる)
ラックとの色合いも馴染み、fourhandsに頼んでよかったですとのこと。この言葉はベスト。


Entry-215 ちょっと自信が揺らぐ(Tannoy IIILZ用スタンド)

世間の喧騒も他所に今年もたわわに実を付けたさくらんぼのもとでの製作は青空工房の初夏の楽しみ。
脇役風に写った作品は定番のスタンドをTannoy IIILZに合わせたもの。マンションの床に直接置いただけなので何とかしたいとのオーダー。かの定番スタンドとIIILZとの組み合わせは過去の製作でかなりの高評価だったので迷いもない。自信を持ってお送りした。 が。。。
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2週間ほど聴き込まれた印象では、音の響きが以前ほどでない。箱を90度ずらして置くと響きが戻るので角の部分(サイサポート)が影響しているんではないかとのお話。確かに最近は箱との隙を実測値をもとにゼロタッチに近くはしているが、最も剛性が高い部分を5cmほどでそれだけに影響があるとは。。ちょっと原因が判らんがオーナーの要望であらば何なりとで、スタンドを返送してもらい、角の部分をバッサリと切り落とした。(左before 右after)

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この形実は初めてで、デザイン的には角を丸めたこともあり柔らかい感じ。選択肢の一つにしたいが、それよりもかの角に影響がどうかが興味深い。

送り出した翌日にはインプレションが来た
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軽くセットして鳴らしたがいい感じです、チークの温もりのある質感は良いですね。とのこと。さらりとした言い回しからは、大きな変化ではなかったように(良いように)解釈しよう。
このspとスタンドはオーダーならではのベストマッチング。(質感を感じれば音にも納得できる、当工房の思い込み)
470(w)x300x350(h) ミャンマーチーク 46,000円/set

Entry-214 最初で最後、チューナーウッドケース(kenwood L-01T)

FM放送は1960年ごろNHKが大都市圏から開始、レコードに迫る?高音質音源とあって受信チューナー欲しさに小遣いを貯めたものだった。でも最初はモノラール放送だけ、ステレオ放送になるには数年を要した。その後はオーディオメーカーも力を入れ成熟期にはKenwood L-01Tのような旗艦機もあった。今回はそんなビンテージオーディオを大事にされている方からウッドケースのオーダー受けたが、このチュナー、幅は45cmながら奥行もそれ以上もある。機能重視の素っ気ないパネルにもウッドケースがつくと重厚さが加わってきたようだ。
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チューナーのウッドケース製作は初めて、また恐らく最後だろう。久しぶりに昭和の御三家の一つ、春日無線/Trioを思い出す作品だった。ず〜と大事にしてくださいね!

Entry-212 久しぶりの JBL L75 Menuett スタンド 

JBL L75は半世紀も経つ現在でも人気の名器。過去に製作したスタンドはJBLオリジナルに近い形でそのイメージは可愛らしいスタンドとの印象。JBLの意図もそのネーミングの延長上にあったようだ。
今回、3作目として安定したスタンス、下面放射拡大を狙った当工房流スタンドのオーダーを受けた。
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早速写真が送られてきたが、まあ随分とイメージが変わるもんだ。華奢な感じが消えて”massive” 存在感を感じる。それにしてもこの方のセンス、ビンテージのspとアンプ、モダンなコンソールとiPod, チークとダークブラウンのコントラストまさに魅せるオーディオですね。
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220x190x150(h) ミャンマーチーク 参考価格 22,000円/set
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愛知県岡崎市、木工房 フォーハンズ、
コンセプトはお客様とのFOUR hands(連弾)でチーク材を使ったオンリーワン作品を作ること。ビンテージオーディオの作品、蘊蓄が多いのは数少ない特長。オーダーご希望、ご質問、チャットなど下段のメールフォームで遠慮なくお送りください。一両日中にメールにて返信いたします。 

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