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Entry-259 重量級JBL 4367wx用スタンド

JBL4367シリーズは近代のJBLフラッグシップモデル、ブックシェルフタイプながら容量200ℓ近く、重さは60kg越え。この重さとなると台輪に乗せるスタンドでは強度に不安があるため、当方が勝手に名前をつけたストラットタイプの出番になる。なんのことはない脚の上部にspの4隅を据えるスタンドであるが 当方のは脚の結合を強固にして寸法安定性、剛性を高めた結果、キャスタ移動に置いても不安は感じない。(下の写真は前作altec 620b用 23/2製作)
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今回は秋葉原のショップから4367のオーダー、場所柄移動が多いヘビーユースと勝手に解釈、620b用をベースに脚の結合をさらに高めてた。
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事務所新装のなか、ショットが送られてきた。おしゃれなショップの中核。マッキンアンプとのコンビにスタンドが引き立て役になり狙いどうりになっているようだ
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4367wxのフロントは上下通しでホーンカーブ形状、スタンドの木目が三日月状に見えるのも新鮮。
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冷蔵庫などにもセンスの良さが伝わる。わかる人にはわかる高質なレトロ感がいいですね。
570(w)x435(d)x250(h)mm ミャンマーチーク無垢材 参考価格100,000円/セット

tag : JBL

entryー258 Stirling Broadcast LS-3/6 speaker stand

Stirling BroadcastはBBCモニターspのキャビネットメーカー。かって英国ではBBC規格のspをrogers,splendor,KEFなどが商品化しており、Vintage British sound として根強い人気があるようだ。
当工房もこれらのstandを納めてきたが今回はトールボーイタイプのLS3/6。
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このspは幅が僅か300mmに関わらず高さは630mm、更にスタンド座面は400mmのご指定、これには当方オリジナルの地震に強いスタンド以外は考えられない。
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幅を稼ぐため足の厚みも一回り大きくし、サイサポート部はフェルトによりガタを無くしてみた。
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オーナーより速攻のレスポンス。
4隅のフェルトでしっかりホールドされています。色合いもピッタリです。一聴した印象では、中低域が豊かになりより良好なバランスと響きになったと感じました。これは貴社の記事にもある通り底面解放の効果でしょうかとのこと。
390mm(幅)x330m(奥行)x450mm(高さ)、ミャンマーチーク材、参考価格 47,000円/セット

tag : StirlingBroadcast

entry−249 超小型ブックシェルフspスタンド(JBL4312M その2)

JBLの超コンパクトM4312Mのスタンド。先回作同様とのご要望。こんな小さな箱のスタンドでも意外と評判、床反響で音がブーミーになるのが防げるし、何よりそのフォルムで存在感も高まる。
早速(質が高い)写真が送られてきた。自分が作ってもこんな風と思うビンテージ感溢れるキャビネットに収まったJBL、周りの空間が引き立てる。幼いお子さんからのイタズラからも逃げられますともあり,昔を思い出してクスッと笑ってしまった。
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参考価格 : 20,000円 ミャンマーチーク、オイルフィニッシュ

tag : JBL

entry−248 TANNOY IIILZ + Teak 2作

IIILZは知る人ぞ知る銘品。当工房ではこのスタンドのオーダが1番多いのではなかろうか。お話を聞くと当ブログでもちょくちょく出てくるsq38fdなどの真空管アンプとの組み合わせが多い。これらは45年前真空管アンプ全盛期に高級志向の評論家がこぞって褒めちぎっており人気もあった。確かにローコンプライアンス、大口径ウーファ、高能率とsq38fdにはマッチするとは思う。(これが柔らかい音と言われる所以か?)
またこの製品はspユニットもとよりエンクロージャーがしっかりしている。仕上げもゴールデンチークと呼ばれる仕上げで古典的なサランネットと共にビンテージ感が強いので当方のチーク材スタンドはよくマッチするはず。

最近続け様にIIILZ用のスタンド製作した。
①安定感を重視したロースタンド
座面高さは28cmと最少の部類、比較的背が高いIIILZの圧迫感を考慮。IIIlzの特徴として奥行きが24cmと薄いが座面の奥行きを30cmとしてspはその中央に置いているので、広く下方開放となっている。
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長く愛用された品々。端正なリビングルームになったようだ。
4隅の脚は骨太なメタリックなラックに負けず主役を引き立ていぇいる。。ゴールデンチークが色目木目も図ったようにマッチしている。
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参考価格 42,000円/set

②オーソドックなスタンド
座面高さは350mm。高さのバランスとspセンターの位置は1番良さそう。両サイド方向に制限があるため幅はspと同じ386mm。これでも広めの方であるが、地震の時の横方向の飛び出しが心配。
タンス同様金具で留めれ安心だが、ことspに関しては腰が引けるようだ。

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参考価格46,000円

tag : TannoyIIILz

Entry-247 kEF B3用 SPスタンド

KEFのB3のスタンドのオーダーを受けた。ひと時代前LS3/5で競ったrogers などのUKビルダーが衰退したにもかかわらず、KEFは今もaggressiveに商品展開しているようだ。B3はその中でもオーソドックスなボックスデザインだが、その寸法バランスには新しさを感じる。高さは400、奥行きは330mmを越すにもかかわらず幅は200mmと狭くトールスタイル。これをご要望の450mmの高さに置くとなると見た目を含めた安定度が懸念。(最も純正の一本脚スタンドも安定度は?)

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製作したスタンドは当方の定番スタイルでspのサイドの脚を持っていき幅を稼いだことから、安定度は向上、見栄えも良くなった。
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早速写真が送られてきた。いいバランスに出来上がっている。音も低音が出てリアルになった様に感じますとのこと
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spに合わせてチークの中でも、最も濃い色目を選んだがよくあっているようだ。
総ミャンマーチーク材、参考価格:,48,000円/set

tag : KEF

entry−244 震度6強にも耐えるには (enclosed type stand for JBL4310)

21世紀に入り5年に1回はびっくりするような大きな地震が続く日本。その時は自分の身より大事なSPが心配というのが大方のビンテージオーディオーナー。今回は長年JBL4310(1972年ごろのもの)を愛用されているシニア。多分アルニコの再着磁、コーンの張り替えなど使い込まれている様子。何がきても守りたい!とシェルター風のスタンドの相談を受けた。
早速オーナーと共に検討したが4310のサイズと(幅364x高さ600x奥行300mm)独特のユニット配置(ツイーターがウーファの下)が加わりかなり大がかりなものになりそう。
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出来上がったスタンドは全高110cmとかってない高さ。台座の高さは50cm.その上のspの前後面の両脇には細いチャンネルを額縁風につけその奥のspは物理的に落ちないようにした。後面はメンテナンスのため木ネジで着脱できる。、 
これでも家具としての品位が保てるかも重要なポイント。
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底面寸度に対して高さがあるので、敷板として48cmx48cmのチーク一枚板(厚さ5cmの豪華板)をダボで結合し安定度を高めた(覚悟して接着すればさらに万全)。
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出来上がった日、新幹線が脱線したほどの大地震。間に合わなかったが幸い4310は無事で良かった。次は安心して寝られますからね。オーダー主のコメントは一生これで良いと思うほどの満足度ですとのこと。4310とセットで終生のお気に入りになればと願いたい。
全ミャンマーチーク材  参考価格140,000円/セット

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送られてきた写真のキャビネットの隅に Lux LX38を発見 ちょっとかわいそうじゃないかと思ったら(言ってはないですよ)察したのかウッドケースの注文。
早速お送りしたが木目が揃ったスタンドと合わせ変容ぶりには満足のご様子
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lx38はウッドケース追加でやっとsq38fファミリーになったようである。

tag : JBLLX38

Entry-239 魅せるリビングオーディオ(ビンテージスタイルSPスタンド)


デザイン会社の応接ルームのrefineとしてビンテージBang&Olufsen製キャビネットに合うspスタンドのリクエストが来た.なるほど左右のJBL 4312MkII は高さは揃っているが脚元がmassiveでキャビネットとはテーストがかなり違う.
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皆さんで検討の結果,当方の丸棒テーパー脚のビンテージスタイルのスタンドしかないと確信とのこと.’脚を合わせにいくとは’と気をよくして早速スリムに仕立ててお納めした.
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さすがプロの写真が送られてきた.意図通りのバランス,木目色目の差もなく自然.’60年代がよみがえった感がする.格調高い魅せるオーディオにもなったようだ.
スタンド高さ250mm,ミャンマーチーク製,参考価格 40,000円/set

tag : JBL

Entry-232 オーソドックスなEVTour X用 spスタンド

先般エレクトロボイス Tour Xをリビングーオーディオ向けにお作りした (entryー216)が、もっとオーソドックスなものが欲しいと2件のオーダーが続いた。なんでもspの販売元からの口コミの様子。

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これ以上絞り込む余地がないスタンドが今回の作品、奥が絞り込まれた変形spだが、支持点は隅の4点のみ。その他の台輪部分は若干落とし込んである。ご希望により下部の桟も除いた為。下方開放面に邪魔が一切なく音響への影響も少なそう。かなり大きなホールで使うようであるがレポートが待ち遠しい。
500(w)x450(d)x350(h) mm ミャンマーチークオイルフィニッシュ/参考価格60.000円
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コロナの影響もあり写真がやっと到着。大きな病院と聞いていたが入院の方向けのコンサートにも使われるんだろうか?
無機質な黒一色のSPはちょっと場違いな感もあるが,スタンドがそれをうまく補っているように見える.


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続いて限定版、black&black,
黒のボックスは黒のスタンドを組み合わせたい!とのことだが,何せ当方はチーク材専門、渋ってはいたが偶然ウエンジという高級家具材が手に入りお作りした。素材が黒檀のように黒であるためピアノブラック塗装とは一味違う格調高いセットになった。
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500(w)x450(d)x400(h) mm ウエンジ/オイルフィニッシュ 参考価格65,000円

tag : EV

Entry-225 大型フロアsp用スタンド(JBL-S101用)

JBL組格子が美しいS101はかの有名なlancer の流れを汲むフロアタイプsp。エンクロージャー天板には大理石を奢り共振を防ぐとあるが、底には高さ7〜8cmで1回り小さい台座(袴とも言う)が付いており、床には袴がベタに接している。今回はこれをつけたまま高さを22cmアップさせるスタンドの要望。

袴付き用は3年ほど前のaltec balensia 用(entry-177)が初めて。これは袴も木目仕上げで上手く収まった。今回は黒色仕上げで質感も落ちる。これが目線にまで上がったら様にならんではないか?
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出来上がったスタンドは当方が大型spに好んで用いるストラットタイプ(勝手なネーミング)、4隅に柱の上面だけで全荷重を受けるので袴全域に比べれば安定度は格段に上がるはず。柱を繋ぐ横桟は斜め目線に入るため幅広く質感も高め、袴と干渉しないようにした。
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早速オーナーから写真が送られてきた。一段と格調が高くなったように見えるし、チークと組格子の組み合わせが工芸品的にも見える。床面との共振モードも大きく変ったことで見違えるほど音が変わったとのこと。
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JBLとミャンマーチーク無垢材は色目のマッチングがベストに近い。気にした袴も光線があたりにくいこともあり違和感はない。
450(w)x325(d)x220(h)mm,全ミャンマーチーク、参考価格65,000円/set

tag : JBL

entry-219 リビングオーディオへの変身 (エレクトロボイス Tour X用 spスタンド)

このspは名門エレクトロボイスのPA向けのスピーカー、大型ながらモバイル性も重視したのか前後で幅が異なる台形形状。ホールでは4隅を不均等にジャッキアップしてマルチ駆動で音場を作るようだ。黒づくめのストイックなプロ仕様をリビングオーディオとして購入された方よりスタンドのデザインと製作のオーダーを受けた。
出来上がったスタンドは安定度を最も重視したもの。オーソドックスな形状ながら前後の絞りがユニークさを出している。転倒防止の仕掛けも変形座面では単純にはいかない。3面にデザインフェンスを立てたがsp本体との素っ気なさを補いいい味になるはず。
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早速丁寧なimpressionを頂いた。この方製作中から新たなシステムに対す緻密さや熱意が伝わってきて、これは二人で作った様でもあるが、その分満足度は高かった様だ。”35cm高くなったその底部から響出る音量が数段増したためか、ジョンレノンの肉声が表情豊かに力強く前面に躍り出てきてライブ会場にいるかのように感じられました“とのこと。更に ”期待した通り、チーク材を堅牢に組んだスタンドにサイドフェンスが加わることにより、無骨なスピーカーをソフトに包み込み、さり気なく室内と調和させてくれました。”とのこと。この件りはまさに今回の狙いと工夫を衝いた褒め言葉だった。
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45(w)x45(d)x35(h) cm 全ミャンマチーク無垢材、オイルフィニッシュ 参考価格65,000円/set

tag : EV

Entry-215 ちょっと自信が揺らぐ(Tannoy IIILZ用スタンド)

世間の喧騒も他所に今年もたわわに実を付けたさくらんぼのもとでの製作は青空工房の初夏の楽しみ。
脇役風に写った作品は定番のスタンドをTannoy IIILZに合わせたもの。マンションの床に直接置いただけなので何とかしたいとのオーダー。かの定番スタンドとIIILZとの組み合わせは過去の製作でかなりの高評価だったので迷いもない。自信を持ってお送りした。 が。。。
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2週間ほど聴き込まれた印象では、音の響きが以前ほどでない。箱を90度ずらして置くと響きが戻るので角の部分(サイサポート)が影響しているんではないかとのお話。確かに最近は箱との隙を実測値をもとにゼロタッチに近くはしているが、最も剛性が高い部分を5cmほどでそれだけに影響があるとは。。ちょっと原因が判らんがオーナーの要望であらば何なりとで、スタンドを返送してもらい、角の部分をバッサリと切り落とした。(左before 右after)

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この形実は初めてで、デザイン的には角を丸めたこともあり柔らかい感じ。選択肢の一つにしたいが、それよりもかの角に影響がどうかが興味深い。

送り出した翌日にはインプレションが来た
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軽くセットして鳴らしたがいい感じです、チークの温もりのある質感は良いですね。とのこと。さらりとした言い回しからは、大きな変化ではなかったように(良いように)解釈しよう。
このspとスタンドはオーダーならではのベストマッチング。(質感を感じれば音にも納得できる、当工房の思い込み)
470(w)x300x350(h) ミャンマーチーク 46,000円/set

tag : TannoyIIILz

Entry-212 久しぶりの JBL L75 Menuett スタンド 

JBL L75は半世紀も経つ現在でも人気の名器。過去に製作したスタンドはJBLオリジナルに近い形でそのイメージは可愛らしいスタンドとの印象。JBLの意図もそのネーミングの延長上にあったようだ。
今回、3作目として安定したスタンス、下面放射拡大を狙った当工房流スタンドのオーダーを受けた。
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早速写真が送られてきたが、まあ随分とイメージが変わるもんだ。華奢な感じが消えて”massive” 存在感を感じる。それにしてもこの方のセンス、ビンテージのspとアンプ、モダンなコンソールとiPod, チークとダークブラウンのコントラストまさに魅せるオーディオですね。
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220x190x150(h) ミャンマーチーク 参考価格 22,000円/set

tag : JBL

Entry-204 久しぶりのスペンドール (BC2用スタンド)

今までオーダーを受けたスピーカースタンドの中で 英国の名門spendorほど置き換えの効果が出るものは、他にないんではなかろうか? 何故ならSR100やこのBC2など、そのオーソドックスなSP本体に不釣り合いな鉄製のスタンドを組み合わせ、更にはキャスター付き、音質や安定性など本来の実力をスポイルするデザインと私には思える。
今回のオーナーは東北地方でBC2をお使いだが、3.11による転倒により歪みが出てがたつくとの事、何よりも地震で倒れにくいことが第一のご要望。
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高さ30cmの例の地震に強いスタンドを組み合わせたが、見た目の安心感だけでなく、ふくよかになるに鳴るようになったとのこと(底面放射の効果)。また色目に関してもspendorのアメリカンチェリー?とチークはかなり近く落ち着いた感じが出ている。
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チーク無垢材 参考価格 43,000円/セット

tag : spendor

Entry-201 KEF R300用 スタンド

KEF R300はこの時代人気のやや大ぶりのブックシェルフタイプsp。床置きのための地震に強いスタンドのオーダーを受けた。ここまではよくあるパターンだがこの方、若き頃東南アジアで造林に関わる指導をされミャンマーチークには深い思い入れがあり、そこからも興味を持たれた由。
当方の作品はミャンマーチークのみが特徴なのでこの点も話が弾み(一方的な当方の自慢が主)嬉しい出会いであった。
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今回、SPサイズに対してスタンスを極力広く取るため太めのフレーム(台座、脚)にして床置きでも貧弱に見えない様にした。又座面が小さいが下方開口も極力大きくした。
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写真を送っていただいた。大型TVの横ではブックシェルフタイプは埋没気味だがスタンドに助けられ存在感がありますね。
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肝心の音もこもり感がなくなり音場感の変化ははっきり認識されたとのこと。またミャンマーチークの質感も高評価だった。(こういう方は実は少ないんです)
310(w)*460(h)*360(d) 参考価格48,000円/set

tag : KEF

entry-195 決定版 地震に強いトールタイプスピーカースタンド kxー5用

最近小型sp用のトールタイプスタンドのリクエストが増えてきたが、とうとうsp座面が64cmもの高さでかつ転倒しないものとのご要望。無理もない。この方はあの大震災を経験された東北の方、金具で固定してもらえればとはいっては見るがいつものように一笑に付される。残されるは安定度を高めるために車のwheelの間隔(トレッド)を広げるのと同様に、広い台座を取り付けて、床との接触面積を広げることしか思いつかない。

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spの22*30cmに対し40*40cmかつ厚さ5cmのチーク無垢材の台座をつけることにして、4本の脚はダボと呼ばれる木製の隠しピンで結合。重さが5kgを越すので重心高さが大幅に下り見た目にも安心感が高まった。
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このkxー5は比較的大きなサイズなのでバランスは良いですねシュレータインも隠すためにフロントサイドはフェンス兼用の台座枠にしてみたが違和感は全くない。
400(w)*400(d)*710(h) 全ミャンマー無垢材
参考価格: 82,000円/セット

tag : kxー5

Entry-191 小さな巨人 JBL4312M spスタンド

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jBL4312の小型シリーズ用の可愛らしいスタンド。
spとのバランスがいいのか小さな巨人というべきか!
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高さ9cmに満たないのが予想以上の音の変化があったとのこと。
少しでも下方解放することが大事なことを再認識した。
182(w)*181(d)*90(h)mm ミャンマーチーク 22,000円/set

tag : JBL

entry-193 もうこれが最後(大型spボックス自作)

最近当工房はオーディオファンの駆け込み寺の様子。spスタンドやケースの製作が続いているが、とうとうスピーカーボックス本体も作ることとなった。。sp自作に一家言持つ義弟のオーダーとならばと気安く請け負ったが、もらった図面はなんと140リッターの大型sp。このサイズを21mmの合板で作るとなると腰を痛めかねないかも。。。。
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シナランバーコアを使って軽くはしたものの、精度が高い組み立て取り回しは大変、若き頃はちっとも苦にならなかったのに。頼まれもしないのに縞チーク突板貼りとしたが、波打ちとか境界の浮き上がりもあるので一苦労。一列貼っては一晩の繰り返しの手仕事。でもこればかりはこだわりなので手が抜けぬ。

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完成後程なくこだわりのfostex が実装され、弟製作のネットも付いた完成写真が送られてきた。なんでもJBLオタクにはブルーがmustだとのこと、そのコンセプトは分かるが、木目ももう少し見せたらと気楽にぼやいていたら、次の週には少しばかりが小ぶりの黒になっていた。置き方、使い方まで口を挟むのは当工房の悪い癖。
肝心の音は設計を自らやっているので当然ながらご満悦。
500(wj*500(d)*720(h) シナランバンーコア、ミャンマー縞チーク突き板仕上げ(1mm厚)
右上に写っているアンプは無理矢理使わせることにしたLux SQ38fd fourhands version、いつものようにジャンクシャシーから極力オリジナルに近い形で復刻させたものだが、昼は木工、夜はアンプ作り、まさにFourhandsの集大成のような日々だった。


tag : lSQ38fd自作真空管アンプ

Entry-189 猫も興味津々 (Ls3/5a用 トールタイプSPスタンド)

著名なBBSスタジオモニターLs3/5a(chatwellバージョン)を、サイドカウンターから大型TV両サイドへ移設し、あわせて猫対策もしいとのご要望を受けた。TV横ともなれば音源は高さ80cmほど欲しいが、SPが超小型なのでその座面は55cmにもなる。しかも幅は19cmしかないので工夫をしないとバランスが良いスタンドにできそうにない。 まずは安定度を高める為分厚い(35mm*55)角材を四方に張り出させ床接地面積を大幅に増やしてみた。チーク材は結構重いので重心が下がる点も効果的。猫対策は例の地震対策と同じ、SP両サイドのサイサポートに加え、背面は大き目の衝立に両面テープで固定、これで良さそうに思えるが。。。念のためにTVボード背面と脚の中間部を繋ぐ部材も加えお納めした。 201902142214530e8.png 早速写真をいただいた。思った以上に腰高感はないですね。音場が上部に大きく広がり猫よりそのことが印象的とのこと。たしかにこのLs3/5a,当方も、KEFバージョン長く聞きこんでいたが、四方を空間が包むとびっくりするくらいのスケール感がある。 2019021422145116c.png オーディオ猫歩き。 600(H)*260(W)*230(D) ミャンマーチーク無垢材、参考価格 48,000円/セット

tag : LS3/5

Entryー187 altec valensia用 スピカースタンドその2

先日お納めしたValensiaをブログにアップした後同じvalensia 用のオーダーを受けた。このスタンドは10cm角のチーク無垢材を使うので調達が大変おまけに半端ない重量で苦労する。酷暑を挟んで辛抱強く待っていただいた。
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オーナーはベテランのオーディオマニア早速丁寧なレポートをいただい。これまで中域が団子になってしまい、特にボーカルやビックバンドでは切れの悪い再生となっていましたが、定位も今まで以上に安定しつつ、ボーカルも抜けの良い極めて心地よい音に変わってきました。ホーンが耳の高さと等しくなったこと、下が抜けているため音の回りこみ、音離れが改善されたように思います。それと床にどっしりと安定して設置できたことも良い効果を生んでいると思いますとの報告。ここまで細かく判るとは!
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見た目の美しさも向上させることができ、大変満足していますとも。当方にとってこのフレーズがベスト。

tag : Altec

Entry-182 速攻の買換え 地震に強いハーベス 用スタンド

先の大阪北部地震の2日後、ハーベススピーカーhl5プラスが、今回の地震で簡単に倒れました。安定した製品に変えたいと思います。とのメール。スピーカー本体は幸いにも軽傷だったようだが純正スタンドだけに余計に悔しくなるようだ。でもスタンドは日本の代理店が考えたもの、転倒とか剛性は考えてないですよ。増して箱を鳴らすには細身軽量が良いとか?。また来るとの噂もありすぐに作ってくれと言われ苦笑。猛暑の中お応えすることとなった。

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基本は何度も作った地震に強いスタンドだが、今回脚の厚みを増し前後長をさらに増やした。これにより投影底面積はSPに比べて50%ほど増え見た目の安定度も高い。地震対策としてはSP台座は35cmほどに抑えていたが今回純正と同じ39cmと高めに設定。更に台枠を細くし純正に負けない下方放射面積を稼いでみた。
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ユーザーによると安定感は抜群。副次効果として音の重心が下がり使っていたサブウーハー(エクリプス520)が不要になったとのこと。お役に立てました。家具の固定も万全に願います。
420(W)*350(D)*440(H)mm ミャンマーチーク無垢材 参考価格 50,000円/set

tag : Harbeth

entry-177 フロアータイプスピーカー用スタンド(Altec Valensia用)

当方の大型スピーカー用スタンドは独特のデザイン、実用性で好評だったが、今回はなんとフロアータイプ用スタンドのご要望。1950'~65’ごろは大型=Hi-Fiの時代。SPボックスも大きめでかつ底部に台座(袴とも言いました)がついたものが主流だったが、その後、設置の自由性が高いブックシェルフタイプに置き換わっていった。 今回のAltec Valensia 604は'数少ない’70のフロアータイプの大型SPだが、オーナーからは中低音のこもり感改善を図るため高さを25cmアップするスタンドをご要望。

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柱だけで荷重を受ける構造に袴がまたぐと不細工で目立つと懸念したが、幸いにもValensiaは袴の部分も本体と同じウォールナット突板仕上げ。スタンドの貫(幕板とも言います)は上下幅をかなり厚くして袴を目立たせないデザインとしてみた。四隅の柱は袴の接地面積の確保ために12cm角とたいそう立派なものになってしまった。
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オーナー宅へ持参しセッティングを手伝った(今や重労働)。傾斜天井の立派なオーディオルーム、機器類も超一流、スタンドもAltecに負けず立派な佇まい。音の抜けもずいぶん良くなったとのこと。
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size:640(W)*500(d)*250(H)  全ミャンマーチーク無垢材、 オイルフィニッシュ仕上げ 参考価格:85,000円/セット
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今回数年前の自作メインアンプ(GE 6CA7 PP-UL 32W*2)も持参。UK Michaelson & Austin TVA-1 (KT88 PP 70W*2)アンプと鳴き比べさせてもらった。TVA-1の中低域の厚さパンチは圧倒的。 当方のものも重量、出力とも半分ながら分解能定位感で善戦、お褒め頂いた?
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tag : 自作真空管アンプAltec

entry-171 最大級のスピーカー用スタンド (アルテック620A用 )

4年ほど前に作った大型モニタースピーカー用スタンド(JBL 4331A用)はユニークなスタイルで好評であったが、今回これと同形状でアルテック620A-7用のオーダーを受けた。
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このSPはブックシェルフタイプでは最大ではないだろうか?38㎝径の同軸2wayを300リッターを超すバスレフボックスに納めたスタジオモニター。重量も65kgとヘビー級のため、箱の剛性が最も高い四隅を柱(100mm角)で全荷重を受けさせた。(strut-type) この副次効果としては下方放射面積も広く取れている。
アルテック620A 大型スピーカー用スタンド-1
早速オーナーから写真をいただいた。圧倒的な迫力ですね。高さが1mもあるため、スタンドも前作に比べて高めにしたが、それでも控え目に見える。(これ以上高くするとsp位置が高くなりすぎ)
安定感が向上し下方放射が増えた効果かか低音が豊かになったとのこと。解像度が上がったんでしょうね。

アルテック620A 大型スピーカー用スタンド-2
620Aはチーク仕上げなので色目/木目が特によく合って一体感を強く感じる。

サイズ : 660(w) * 460(d) * 210(h)  チークオイルフィニッシュ(3分艶)仕上げ
グリップ (フロントチーク丸棒, リヤ亜鉛ダイキャスト2個)付
ストッパー付属キャスタ付
チーク材オイルフィニッシュ 参考価格 : 90,000円/セット





tag : Altec

entry-170 トールタイプスタンド(JBL4307用)

JBL4307は比較的新しい25cm3wayモニター。中大型ボックスサイズでいかにも日本市場にマッチしそうなモデル。今回このスタンドを依頼されたが高さは50cm、しかも脚を繋ぐ貫は不要のご希望。いままでtannoy LZⅢ用のような高いスタンドには腰高感をなくすため脚の下部に貫をつけてきたこれをなくすには一工夫が必要。実寸大スケッチで検討した結果、台輪(幕板ともいえます)を厚く、脚も極力も分厚くし、高さ35cmクラスと同様のバランスにしてみた。出来上がったスタンド単体を見ても腰高な感じはないでしょ?
加藤様jbl-2
オーダー主より早速写真いただいた。west-coast志向のインテリア、4307を載せると全高100cmを超すサイズながらスタンドがしっかり支えている感じでいいバランスですね。今まではスツールで代用していたが下方への放射量と床との距離の効果で予想以上の音質の向上が図れたとのこと。
_08_unnamed加藤様スタンド2
どうも最近のJBL系用はシンプルでかつ肉太が似合い、一方でやTannyLZⅢやspendor BC2などの欧州系は細身のフレームを貫で補強するのがクラシカルに見えるようだ。(いつもの勝手な主観) 
W410mm ,D283mm,H500mm,sp座面H450mm ミャンマーチーク無垢材、参考価格53,000円/セット

tag : JBL

entry-165 ビンテージスタイルのスピーカースタンド

ブックシェルフタイプという概念ができる前の1960年前後のスピーカーはフロア型で高さ20cm位の細めの脚で支えられていた。当時のデザイントレンドはハイヒールのように細くスリムがすべてで、JBL, ボザーク、マッキントッシュなども同方向を志向していた。
saga-2.jpg
このスタンドは若い方ながらビンテージSPに興味をお持ちの方からのオーダー。当時を知るものはこのスタイルにまず懐かしさを感じるが、今も評価されているのは、優美、そしてお洒落を感じさせる点なんでしょうね。この作品、4本の脚は丸棒でテーパーを強めにつけたのでよりスリムに見える、(余計な一言:地震を心配する向きにはちょっと不安)
saga-1.jpg

376(W)*290(D)*230(H)  脚部:200(H) ,上部径35Φ,下部径22Φ)mm、
ミャンマーチーク無垢材 参考価格40,000円/セット(サイズにより変動)


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オーナからさっそく写真をいただいた。ブックシェルフのAltec DIGと組み合わせだが、当方が今まで作ったものからみるとスタンドの主張が控え目でスタイリッシュ。今までは床直置きだったので音質もずいぶんと変わったとのこと。
sagastand2.jpg


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tag : Altec

entry-159 なんとも可愛いスタンド(JBLMinuet用)

JBL L75 Minuet という, 古いちいさなスピーカーを保有しています.リビングの床に置きたいのですが,当時オプションだった脚のイメージで,コンパクトに見えるスタンドは出来ますでしょうか?こんな要望をいただいた。JBL L75 Minuet は半世紀も前のもので8’(20㎝)径の名器JBL-LE8Tと同サイズのパッシーブラジエターPR8をこれ以上小さくできないほどの15リッタのボックスに納めたもの。

メヌエット-2
出来上がったスタンドはいっちょ前に見えるが、JBLとしては本当に可愛らしいサイズ。でもシニア世代には木製格子との組み合わせにノスタルジックを感じて立派に見えるんです!







沖様メヌエット
”色目もぴったりで,作りもよくイメージどおりでした.お願いしてよかったです.何より,妻が非常に喜んでおりました.”

わずか数行だが当方にとっては必要かつ十分なワード。最後のくだりがいつも幸せな気分にさせてくれる。

210mm(W)*180mm(D)*110mm(H)
チーク無垢材+オイルフィニッシュ 
参考価格18,000円/set

tag : JBL

entry-158 家具との調和も大事(McintoshXRT用フロアボード&インシュレータカバー)

吉村様現状01オーディオとは見るもの魅せるもの、それらのデザインや家具と調和に興味を持ち続けているが。そんな中、McintoshのXRTのユーザーからウェルフロートボードという大型インシュレータのカバーとフロアボードのオーダーを受けた。このセット、桁違いの規格とスパルタンな容貌、それと耳を疑う価格(愛車Golfの新型が買えるではないか!)まさに現代の超ド級。勿論大変気にいっておられるが、黒ずくめが玉に瑕のとのこと。インテリアになじませるウッディな処理をご要望。






インシュレータの黒だけでなくその下のフロアボードも加わり、いよいよビジーになっている雰囲気。この2つを同材質でまとめてデザイン的連続性を狙ってみた。何時もの手法、40*60mmチーク角材で井桁に組んだフロアボード。それとデザインを揃えたカバーは、かなりの部分がみえるので全域薄手のチーク無垢板で仕立てた。
このレシピにより、無機質だったこのセットはうまくインテリアに溶け込んだ。視覚的な安定感も増したようだ。

吉村様02吉村様01
ミャンマーチーク 無垢材 オイルフィニッシュ •カバー 43㎝(W)、53㎝(D), 35mm(H)、 参考価格25,000円(左右セット)
•フロアボード 48㎝(W)、57㎝(D), 40mm(H)、 井桁組 参考価格30,000円(左右セット) いずれもサイズにより変動。

entry-154 ハーベス Super HL5 Plus 用スピーカースタンド

”ハーベス Super HL5 Plus 用純正スタンドが高過ぎて傾斜天井に当たるので低いものをオーダーしたい”とのメールをいただいた。こんなヘルプは大歓迎、早速、当方の定番の地震に強いスタンドをご希望の寸法にしてお納めした。
ハーベススタンド伊豆高原さん-1ハーベススタンド伊豆高原さん-2<br>border=
最近当方の定番としているのは今までの経験をできるだけ織り込んだもの。蘊蓄じみるが、
1.箱をならすタイプに重要な下方への放射を大きくする。これにより音の抜け、定位感が向上したと好評。
2.SP本体よりスタンドの奥行を50mm大きくし、重心を後方に移動させ全体の安定感を高める。
3.太めのチーク材を使い重量を稼いで安定性を高める。
4.後方の横桟の上面にはグリップをつけて、SPコードを絡ませ転倒を防ぐ。ネットワークなどを置く台としても使える。

早速写真をいただいた。素晴らしいリスニングルーム、”元々木の感触が大好きでログハウスに住んでいるくらいですから、これから木質の美しい響きが部屋中に満ちるようなチューニングをして楽しもうと思っています”とのこと。うらやましいですね.
DSC00541.jpg
今回、ハーベスのアメリカンチェリーを意識してより近い色目のチークを選んだが、よくマッチしている。
425(W)*350(D)*360(H)   SP座面高 300(H) ミャンマーチーク、オイルフィニッシュ 参考価格:47,000円/set

tag : Harbeth

entry-128 初めてのタンノイ(ⅢLZ用スタンド)

tannnoyⅢlz-3
両サイドに脚がついた地震に強いスタンドは今や当工房の定番作品だが初めて根強い人気のタンノイⅢLZのオーダーを受けた。
スタンドの座面高さはご要望の430mmに合わせたので腰高感が懸念されたが、幅奥行きとも一回り大きいスタンドとの組み合わせによりバランス良く見える。今までの椅子の上に載せた時と比べ物にならないくらいに力強い音になったとのこと。

オーナーの広大なリスニングルームでGRFメモリーと並んだショット。さすがGRFだがⅢLZも貧弱な感じはない。なるほどSPセンターハイポイントは近いですね。

470(W)*290(D)*490(H) ミャンマーチーク 参考価格:52,000円/セット








tannoy2-1.jpg

tag : TannoyIIILz

entry-112 これまたSpendor (スペンドールSP100用スタンド)

SPスタンドのオーダーはブリティッシュサウンドの名門Spendorが最も多い。オーソドックスな形と美しいウッド仕上げがチーク材との相性がいいんでしょうね(と勝手に思っている)。今回の方はSP100SR2用にスチール製スタンドからのお乗換え。DSC_1020.jpg
脚許の横桟が魅力とのことでSP100SR2第一作をベースにしたが、横桟に位置を少し上げてみた。ジーンズ同様足許すっきりがトレンド?それもあるがルンバがクリアできるのも現代的。
sp100r2_2-2.jpg
隣県へ半ば強引に訪問納入。セットのお手伝い後にワンショット、ゆったりとしたオーディオルームで風格のあるSPをさらに引き立てていました。Keith Jarrettの響きも言うまでもなかったですね。
サイズ : 370(W):*430(D)*330(H)  ミャンマーチークオイルフィニッシュ仕上げ 参考価格:55,000円

tag : spendor

entry-104 スピーカースタンド決定版(Spendor-SP100R2用その2)


Spendor(スペンドール)SP100R2といえばサイズ重量とも超弩級のブックシェルフsp.
前作では4本の脚の上にその重さをしっかり受け止めるものにしたが、今回は北関東の方で地震対策も加えたいとのこと。そうですよね。ハイエンドなspは家族の次に大事なものだが、持ち出せませんしね。
spendor100r2sono2-2.jpg /
ということ75*50mmの図太いチークの脚を4隅に張り出させた得意のスタイルにしたが、オフセットした脚と台輪の結合も36kgに耐えるべく強固に接合、台輪同志はコーナー補強板もなくして開放面積をかせいだ。低音の伸び、分解能が向上するとの評価が多い。

IMG_1632.jpg
早速オーダー主よりインプレッションを頂いた。一人ではセッティングが無理というくらいのspであるがスタンドもしっかり受け止めている感じ。sp.はアメリカンチェリーだがチークとの相性もよさそう。唯一の候補だった純正スティール製スタンドから思い切ってこちらに変え大正解、音に加えて視覚的にも安定しじっくりと音楽にひたれそうとのこと。

spendor100r2sono2-3.jpg
地震に強いとスタンドと言っているのに横方向の支えだけ?そう前後はSP.とスタンドと壁をワイヤで止めればいいでとはいってみるがなんといってもSP.にはビス穴ひとつでも傷を入れたくないもの。
そこで一工夫。スタンドの後ろに写真のような金具(ノブ)をつけ、その中にSP.ケーブルを通して金具のところでファスナーで固定すれば、前のめりになってもケーブルが踏ん張りきわどくセーフとの目論見。いい案だと思ったが高価なコードが切れたらどうするとの声も聞こえそう。今後は希望をお聞きしてお付けしよう。
今まで10人近くの方からスタンドの注文をうけたが、ブックシェルフsp.にはこの形が一番バランスが良いと思う。(ちょっと偉そうぶって...)現時点の当工房決定版としたい。
size:幅470mm,奥行430mm,総高330mm ミャンマーチーク&タモ材、
参考価格:55,000円 左右セット

tag : spendor

entry-103 来年はうま年

DSC_0074 (2)
この形は馬といいます。建築現場で大工さんが馬に渡した柱に鉋をかけていました。今はみませんね。
この作品はその超小型で高さ20cmほど。4個あればいろんなところで大活躍。銀行マンが玄関で腰掛がわり、お父さんダイニングテーブルで脚休め。奥さんは吊戸棚の踏み台、孫は積み木のグラウンド。板を渡せば花台。2段にすればシンプルな飾り棚。重厚なチーク無垢板のおかげで実用品に感じさせないところがこの馬の良さかも。

DSC_0079 (2)
同じもの4個セットをタンノイⅢLZのSPスタンドとしてお納めしたが、馬と馬のスパンで音が変わってくるそうです。気楽にチューニングできるのもいいですね。ミャンマーチーク、参考価格:32,000円/左右セット(4個)

tag : Tannoy

entry-102 リバーシブルSPスタンド(インシュレータありなし対応)

地震に強いスタンドは、ありそうでないのか、3.11の余震もあり結構注目されている作品。
今回はspendor BC2用のオーダー、さらにインシュレータを介して置きたいがその部分は隠したいとのこと。
いろいろ考えたが結局は台輪の外側にインシュレータ(2cm)と同じ高さまで幕板(目隠し板)を貼ってみた。
spendorbc2_ver2-6.jpg
でもインシュレータがいらぬ時もあるだろう、 その時はSPが落ち込んでしまう?!
心配ご無用、後ろ側だけは幕板なしなので前後ひっくり返す(下の写真で右側の状態)と普通のスタンドとして使えます。しかもこの場合は横と後ろ側の目隠し板がSPをさらにしっかりサポート。
spendorbc2_ver2-4.jpg
これがリバーシブルSPスタンドの所以だが、オーダー主のアイディアも入っているし大げさな言い回はちょっと恥ずかしい。
サイズ:400幅*340(奥行)*500(高)ミャンマーチーク、
参考価格:約50,000円/セット(サイズにより変動)
--------------------------------------------------------------

オーダー主から早速写真を頂いた。背が高いBC2に対して高さが50cmものスタンド。前作に比べると腰高感が心配であったが、オーバーハングした太めの脚でおさまりがいい感じとなっている。床までの距離が効果的なのか低域のこもり感などが改善されたとのこと。 インシュレーターの存在も全く分かりませんね。

spendorbc2_ver2-1.jpg


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tag : spendor

entry-95 Spendor SP100R2 用スピーカースタンド

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entry-84 ツートーンSPスタンド(JBL用)

JBL s99 用歯科医さん用-02
1960年代のJBL格子はノスタルジックで格調がある。ボックスに対して格子はやや明るめでコントラストをつけている。これに合わせてスタンドそのものもチーク材でtwo-tone狙ってみた。
脚はダーク材、横台輪は金褐色材の組み合わせ。さてSPとのマッチングは???
jbl-s99_2.jpg
早速写真を送っていただいた。ビンテージJBLとチークとのマッチングはなかなかのもの。two-toneもいいアクセント、ひとり(いやオーダー主と二人で)悦に入っている。

tag : JBL

entry-82 大型モニタースピーカー用スタンド(JBL 4331A用)

JBL4331Aというとても大きなspeaker用スタンドのオーダーを受けた。
幅62cm,奥行45cm,高さ78cm 重量60kgという大型SP。スタジオモニターというべきか。
オーダー主の要望は四隅をしっかりした脚で支えキャスタもつけたいとのこと。
jblmonitor-3.jpg
コレポンののち出来上がったものは何とも重量感あふれるもの。セットで25kgにもなった。
四隅の脚は10cm角のチーク材。台輪の下にはプロ仕様として27㎜径のグリップを前後につけてみた。
jblmonitor-2.jpg
早速オーダー主より写真をいただいた。SPの量感に負けてはいない、センスが良いインテリアによくマッチしている。音のメリハリも一層よくなったとのことで満足していただいた。
jblmonitor-1.jpg
参考価格 85,000円(大型キャスタ付き)/set, 70,000円(キャスタなし)/set

tag : JBL

entry-74 地震に強いスピーカースタンド

震度4では話題にもならぬ昨今。家具の転倒対策はmustの時代だが、さてスピーカーは?  
結構悩ましい。穴をあけて音が変わらぬかとか、オークションの価格が下がらぬかとか。。
jblsp-2.jpg
このスタンドは東京の方からの受注品でJBL4318用。脚はSPがのる移置に対し5cm高く、
横方向を支えるようになっている。また幅寸法はSPに対してしっかり詰めてがたつきも抑えている。
jblsp-1.jpg
壁とも固定して完璧を期したいがSPボックスに金具をつけるのは抵抗があるもの。
我が家もせめてSPの背板とスタンドを小さな金具でつなぎ、スタンドと壁とは太いチェーンで固定してみよう。
相変わらず煮え切らない。。。
総幅:435mm SP台幅:363mm (SP +1mm) 奥行き:289mm, 総高:300mm.
全縞チーク無垢材、オイルフィニッシュ(Watoco+OSMO#3101) 参考価格40,000~45,000/set

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tag : JBL

entry-64 重厚な枠組みスピーカースタンド

70'のブリティッシュサウンドで根強い人気のスペンドールBC2(SPENDOR-BC2)用スタンドのオーダーを受けた。
30年は悠に超えたきたチークに合わせて濃いめでダル(鈍い)な仕上げとの要望。
spstand-1.jpg

材料はもちろんチーク、音を下に逃がしたいので天板は中抜きの要望。ならば天板を省き厚板の脚と幕板を精度よく組み上げた。接合にはビスケットジョイントを使用。重厚で平面度がしっかり出たスタンドは貢献度も大きそう。
spstand-2.jpg
スピーカが手元にないのでバランスがわからない。手持ちのスピーカ(BBCmonitor LS3/5a、チーク)の幅がピッタリだったので2段重ねで置いてみる。オーソドックスなデザインだが格調高くなった(ようだ??)。
spstand-3.jpg
サイズ:30*30*33(高さ)cm、ワトコ仕上げ(WAXなし):参考価格:34,000前後/SET
でもこの厚板チークスタンドは寸法の自由性が高いのでの、フラワースタンド、スツールなどいろいろなものにマッチしそうだ。
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spendor-1.jpg
オーダー主より設置後の写真を送ってもらった。チークは切削直後は色目が艶とも冴えないが時間とともにSPのようにあめ色に近くなる。
”音質面ではこれまでぼあっとしていた低域の輪郭がはっきり出るようになり、スタンドの効果を実感しています。とのこと。”やっぱり判るほど差があるんですね


tag : spendor

entry-49 フロア型大型スピーカー置台(平面タイプ)

今年の冬の寒さは工房泣かせ。人と違って夏と比べて冬のほうがいいなんて長年言ってきたが返上。
ホームショップめぐりなどで製作も停滞気味。
そんな中、遠方のオーディオファンからフロアー型スピーカー用置台のオーダーを受けた。
スピーカー床面サイズは幅60cm、奥行き36cmとかなり大型。(古い英国製というからタンノイかな?)

SPベース台-2
置台もその風格に負けじと、前と左右にたっぷり余裕を取り幅70cm、奥行き45cm。
厚みも3.5cmとした。この位だとチーク無垢材の木目も活きる。
チーク材は9cm幅材を5枚剥ぎ合わせたが、中央部は同じ3.5cmのシナ合板を剥ぎ合わせた。
デザインは極めてシンプル。すべての面には小さいRを付けた。
置台はあまりデザインを強調せず、質感をアピールするほうが効果的。
SPベース台-1
完成したもののスピーカーとのマッチング全く分からない。
しょうがないので自作を置いてみる。35リッタサイズだが、横にしてもこの小ささ。。
でも床に直に置くよりはるかに質感があがる感じは判る。
かなり重く(片側8kg)平面がしっかりでているので音質向上にもなるはず。


entry-45 縦横両用スピーカースタンド

speaker-1.jpg
もう30年以上使っている我が家のメインSP。ユニットはJBLのLE8T。
エッジを張替え張替え寿命を延ばしてきた。自作35リッタ箱は10ミリ厚のチーク材で全面を
仕上げており、フロントグリルは山水格子とよばれ一世を風靡したものを再現。
団塊世代の皆さんには70'S ノスタルジックなものではないだろうか。

sp-1.jpg
今日の紹介はスピーカースタンド。スタンドにより音が変わる。
しっかり支える台に載せて、前後左右適度な空間があってこそ、本来の力が発揮できそう。
チークの脚は大きなRをつけている柔らかさを出しているが(お決まり手法)
置き台面より脚が40ミリほどで出ておりしっかりサポートしている。

sp-2.jpg

縦置きを標準とするが、このスタンドは横置きにも対応。横にすると安定感がかなり向上。
60年代、ボザークやJBLの横置きのSPもありましたが、今は見かけない。
ロータイプの家具/TVボードが主流なのでこういうセッティングも意外と新鮮。
sp-1-1.jpg
上に載っている小型ブックシェルフSPは定評のBBSモニターのLS3/5a[KEF製]。
購入動機は数少なくなったチークフィニッシュ仕上げであること。クラッシックのスケール感などはサイズからは予想できない実力でいまや主力機。
横置きはこういう置きかたにも対応しやすい。

スタンド:総チーク無垢材
販売参考価格:30,000~40,000/セット(サイズで変動)

tag : LS3/5JBL

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Author:fourhands.jp
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 自己紹介



愛知県岡崎市          木工房 フォーハンズ、
Tel :09063652834
     email: fourhands.jp@gmail.com
ご要望にあわせて製作しますが、材は当方が30年来買い集めたミャンマーチークになります。
照会はメールをご利用ください一両日中に返信いたします。

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