entry-53 オイルフィニッシュ
当工房では例外なくオイルフィニッシュ仕上げ。それが特に効果的なチークの作品が多いこともあるが、どの材でもたいした苦労もなく素材の良さを十分に発揮させることができる。オイルには大きく浸透用と艶出し用がある。板は(木に反る)と書くように中に空気を粒子状に多量に含んでおり、その出入りとか熱の変化により反りやすい。軽い材は空気が多く、チーク、カリンなど重たい材は空気が少ないともいえる。
浸透用のオイルは表面から内部へ適度に浸透して空気の出入りを程よく制限させる。当工房では比較的安価で入手しやすいWATCO(写真の赤缶)を使っているが、たっぷり刷毛塗りして、しばらくおいてふき取るだけで極めて簡単。
艶だし用オイルはワックス成分が多いが固まると薄い保護膜となる。当工房ではOSMOワックス(#3101)に落ち着いているが、蜜蠟や合成ワックスなど種類は非常に多い。天板類は特に撥水性がよく湯染みができないフロアクリア(#3032)を使っておりこれを標準にしても良さそう。ウエスに含ませ薄く刷り込んで仕上げる。
ウォールナット(くるみ)油。 艶感はそう強くないが触感が良く安全なので、積み木や食器などの小物はこれだけで仕上げている。本職用は大変高価だが、写真の450ml缶は近くの輸入食材店で1300円と大変安価。実はフランス製の食用くるみ油で使用感も本職用と劣らずいい香りで食欲もわく 。部屋の片隅に置いてあらゆる家具の艶出しにも使っている。(特にお薦め)。

艶だし用オイルはワックス成分が多いが固まると薄い保護膜となる。当工房ではOSMOワックス(#3101)に落ち着いているが、蜜蠟や合成ワックスなど種類は非常に多い。天板類は特に撥水性がよく湯染みができないフロアクリア(#3032)を使っておりこれを標準にしても良さそう。ウエスに含ませ薄く刷り込んで仕上げる。

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